2009年9月7日
新たな相棒、K−7をご紹介!
お久しぶりです!
プログでも嫌というほど書いてしまってますが、一眼レフ購入計画から4ヶ月、いよいよ初めての一眼レフをゲットしました!
メーカーはCanon? Nikon? いやいや、PENTAXです。
2009年6月27日発売の「K−7」です。
鉄道撮影にはCanon、Nikonユーザーが多いことは分かっていましたが、それでもPENTAXにした理由は、
・ボティー内手振れ補正が魅力的、レンズ内だとレンズが高くなってしまう。
・Limitedレンズなどの単焦点レンズ群が魅力的
・街角スナップにも憧れていたので小型で気軽に撮影できる機種が必要
という3点で敢えてPENTAXに決定しました。
「プレミアム・スモール」というコンセプトのもと、新たに完成したK−7のご紹介です。
ちなみにレンズは、とりあえず鉄道撮影が主体となるので、「smc PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8 ED」を購入しました。
写真は一部を除いてクリックすると拡大します。
1.角型のがっちりスモールボディーとその中にぎっしり注ぎ込まれた高性能
まずは外観から紹介です。
図1が全体写真、図2が真上から見た写真になっています。
幅130.5mm、高さ96.5mm、厚さ72.5mm、重量は750gと、他の中級機と比べるとかなり小さく収まっていることが分かります。
外装は精度の出るマグネシウム合金、伝統的な防塵・防滴構造の上、−10℃までの耐寒動作保証があります。
77ヶ所にシーリングを行い、実際の感じでもカードや端子を差すところなどはかなりしっかりしている印象を持ちます。
図1 |
図2 |
図3 |
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続いて表示機器。
図4が液晶モニター、図5が液晶表示パネルです。
3.0型92万画素の液晶モニターはかなり見やすいです。他のメーカーがこのレベルになっているのにPENTAXはまだだなぁ、と思ったところでようやくレベルを合わせてくれました。
右肩にある液晶表示パネルもかなり見やすいです。慣れてくるとこっちで操作することが多いらしいですが、僕はまだ液晶モニターを見ちゃいます。
図4 |
図5 |
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図6 |
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僕が初めて触って一番困ったのがここです。真ん中のモードロックボタンを推しながら回す必要があります。
現在もなかなか使いこなせてはいませんが、勝手に回ってしまうよりは良いかなと思います。
モードについてはこれも伝統となったハイパープログラム・ハイパーマニュアルが搭載、ですが、僕はあまり使いこなせていません・・・。
図7 |
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もともと鉄道撮影はフラッシュは厳禁な上、自分もストロボの光で白くなってしまうことがあるのであまり好みません。
でも、かなりストロボの光は強いです。初めてフラッシュをたいたときにはかなりビックリしました。これなら遠くの被写体でも十分フラッシュが届くと思いました。
図8 |
図9 |
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最後にグリップは、かなり良いです。自分の手にしっかりとフィットし、操作感も快適に感じます。
敢えて斜めに設定した前ダイヤルも、見事なフィット感を実現しています。
2.実際に撮影した写真は?
それでは実際に撮影した写真について見ていきましょう。・・・といっても、レンズの能力にもよりますので、ここはK−7だけでなくレンズも総合的に評価していきます。
全ての写真はボディ:PENTAX K-7、レンズ:smc PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8 EDで撮影しました。
図10−1 |
図10−2 |
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図10−1は近江鉄道800系の写真です。そしてその右側の拡大画像は等倍でトリミングを行った写真です。 シャッタースピードは1/500秒、絞り開放、ホワイトバランスは日陰、ISO-250で撮影しました。
写真の上のほうに続いている線路のきれいなボケ具合はさすが一眼レフです。細部までしっかりきれいに表現されている気がします。
等倍してみた写真はちょっと表現が甘い上に感度250の時点でちょっとノイズが入っていますね。これはなるべく撮影した写真をあるがままに残そうとしているPENTAXの意図的なものの影響かもしれません。
色の幅はさすがPENTAX。非常にきれいに表現されています。黒つぶれの無い写真が撮影できています。
図11−1 |
図11−2 |
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ISO-1600はちょっとキツイというのが率直な感想でしょうか。図11−2の等倍ではところどころにあるノイズが物凄い目立ちます。
ただ、カラーノイズはかなり少ないみたいです。僕はISO-800ぐらいまで許容できますね。
図12−1 |
図12−2 |
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曇天では太陽の光が拡散しますので、かなり白とびが目立っちゃっています。いるかも真っ黒になっちゃっていますね・・・。
しっかりと露出補正を設定しておくのが大切ですね。
続いては連射性能を見ていきます。
秒間5.2コマの性能はいい感じです。自分が重要視した点でもあり、鉄道撮影には必要になってきますね。
大ジャンプをしているいるかの動きがしっかりと分かります。
ちなみに、AF−Cで撮影していますので、連射速度はもうちょっと速くなるかもしれません。
図13−1 |
図13−2 |
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今回は焦点距離55mm(換算82mm)で手振れ補正OFFの限界だった1/20秒で確認します。
本来焦点距離分の1のシャッタースピードが好ましいとされていますが、手振れ補正ONの図13−1なら繊維がかなりくっきり写っています。
手振れ補正OFFの図13−2と比べても歴然の差ではないでしょうか。
図14−1 |
図14−2 |
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図14−2がCTEで撮影したもの、図14−1がCTEで撮影した後、パソコンでホワイトバランスを変更し、グレー点を指定したものです。
もともとCTEはオートホワイトバランスのときに色あせてしまいがちな草原、空の色を敢えて強調させることによってより自然な仕上がりにするためのホワイトバランスです。
図14−2で見ても分かるように、全体的にかなり緑が強調されていますね。
僕はこの色の感じ、かなり好きです。おそらくK−7の中でいい部分はここなんだなと思います。
いかがでしょうか。
この文章で皆さんの一眼レフ選びの参考にしていただければいいなと思います。
購入した結果、僕の気持ちは「こいつにして良かったな」と思っています。
AF性能は遅く、高感度は弱いものの、シャッター感、色の写り、連射性能、大きさ・・・。なかなかこんなカメラに出会うことはありません。
これからもこのカメラとともに前進していきますので、よろしくお願いします。
最後になりましたが、きれいに撮れた夕焼けの写真がありますので、ご自由にお持ち帰りください。
夕焼け1 |
夕焼け2 |
夕焼け3 |
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