単線の線形
線形による駅の分類として、単線では、
・一般駅(待ち合い設備も折り返しも無い駅)
・待合駅(優等列車の追い越し待ちを行う駅)
・入換駅(単線のみ。上下線を入れ替える駅)
・折り返し駅(折り返し線のみ。路線の端にある駅)
・待合+入換駅(上下線の入れ替えとともに優等列車の追い越し待ちを行う駅)
・待合+折り返し駅(折り返しとともに優等列車の追い越し待ちを行う駅)
の6つでした。この6つについて順に説明をしていきましょう。
@ 一般駅
通称「棒線駅」 |
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線路のひき方はごく単純。ポイントも必要としません。
1本の線路上に1面1線の駅を置くだけで可能です。
ここには長時間停車する必要は無いため、停車したらとっとと駅を発車するようにダイヤはピストン輸送に設定しておきましょう。
A 待合駅
同じ方向に進む223系が 681系の追越を待っている |
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1本の線路に2面2線、または1面2線の駅を作り、接続していないほうの線路に本線からポイントで接続する事でできます。
右の画像の場合だと、223系が通過する681系を待つ形になっています。
普通列車は駅に到着する前のポイントを曲がり、長時間停車させるようにダイヤ設定します。
優等列車は先ほど普通列車が曲がったポイントを直進していきます。これで、後ろから来た優等列車が追突することはありません。
優等列車が駅を出た後に、普通列車を発車させます。
B 入換駅
手前方向から来た211系と 奥方向から来た223系が 駅に停車 |
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作り方は待合駅と全く同じ。ダイヤやポイントの設定だけ異なります。
右の画像だと奥から来た223系はポイントを曲がって駅に入っているのに対して、手前から来た221系はポイントを直進して駅に入っています。
ポイントについては、自動車と同じく列車も基本的に左側通行ですので、停車するホームが左側になるよう、どちらかのポイントを終日「カーブ」に設定するだけでOKです。
両方の列車が同時に来る場合はダイヤの設定をする必要がありませんが、違う場合は早く来た列車は遅れてくる列車の時間に合わせて出発するようダイヤを調整しなければなりません。
C 折り返し駅
折り返し駅は至って単純 |
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線路の端に合わせて1面1線の駅を置くだけでOKです。
一般駅のように長時間停車する必要は無いため、停車したらとっとと駅を発車するようにダイヤはピストン輸送に設定しておきましょう。
D 待合+入換駅
223系と221系は入換停車中 隣では681系同士が入換 |
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この条件から、1つの駅に同時に停車する列車の数は普通列車2本、優等列車2本の4本と分かります。
なので、2面4線の駅を使っていきましょう。
上から見るとこんな感じ |
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右の画像だと上2つに優等列車、下2つに普通列車が入れ替えをする場所になります。ちょうど入れ替え駅2つ分のかたちになりますね。
ポイントは入れ替えのためのポイントは列車が左側になるように、終日「カーブ」で設定、普通列車と優等列車を分けるためのポイントは普通列車が来たときに曲がるように設定すればOKです。
特急は同時発車できるように発車時間を設定し、普通列車はその後に発車できるように設定しましょう。
E 待合+折り返し駅
681系は先に発車 223系はその後に発車だ |
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本線にそれに相当する駅を置き、そこから全ての線路が本線に入れるように接続していきます。
普通列車がポイントを曲がるように設定し、優等列車はなるべくまっすぐ入れるようにポイントを設定。
優等列車が出た後に普通列車を発車させます。