ダイヤデータNo.1 | 運用形式別に運行範囲を変更する |
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最適な路線 | 路線の区間ごとに鉄道需要が変わる路線 |
路線本数 | 複線 |
ある1本の路線の中でも、鉄道の需要が多い都市部と需要が少ない近郊部がある場合は、都市部の本数で近郊部の電車を一緒に動かすと、近郊部で無駄ができてしまいます。
かといって近郊部と同じ本数で電車を動かすと、都市部の本数が少なく、あまり発展しなくなります。
関西圏、東海圏の東海道・山陽本線では、快速列車を近郊部の普通列車として扱い、都市部を走る普通列車を都市部で折り返し運転にするという方法がとられています。
東海道本線の運行表 |
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例えば、JR東海の東海道本線の運行表は上のようになっており、利用客数の少ない岐阜駅以西は普通列車の代わりに快速列車を各駅停車にしていることが分かります。
また、名古屋などの都市部を走る普通列車は岐阜駅で折り返し。こうすると都市部と近郊部で列車の本数を変えることができます。
ちなみに、特別快速・新快速・快速の本数は1時間に4本、15分間隔でやってきます。普通列車はその15分の間を縫って走っています。
なので、尾張一宮駅では、
毎時00分に新快速又は特別快速、07分に普通、15分に快速、22分に普通、30分に新快速又は特別快速・・・という30分パターンのダイヤで運行しています。
それでは、このダイヤを応用してA21Cのダイヤにしてみましょう。
今回は東海道本線名古屋〜大垣間をそのままA21Cにあうように設定してみました。
OuDiaを使った基本的なダイヤ設定方法はこちらをご覧ください。
A21Cのダイヤに修正 |
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今回は1時間半間隔に快速、そしてその間を縫う1時間半間隔の普通を通し、90分パターンのダイヤにしました。
これで岐阜、尾張一宮、名古屋の各駅は45分に1本の電車が来るという仕組みです。
ちなみに、尾張一宮は待ち合いなしで設定しましたので、ここにも待ち合い電車を用意すると普通列車の本数がさらに多くなります。
OuDiaのダイヤデータも用意しております。こちらからダウンロードが可能です。
岐阜駅での線形ですが、一方は折り返しなし、一方は折り返しを必要とする電車があるので、片側のみに折り返し設備をつけると確実です。
また、実際の岐阜駅の線形は下の画像のようになっています。
岐阜駅の線形(高山線ホームは省略) |
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この線形を見ると、外側を本線、内側を待避線としていることが分かります。
このようにすると、普通列車の折り返し時に快速列車とぶつかる事を考えなくても良いのでこちらのほうがより効果的ですね。