ダイヤデータNo.3 | パターンの時刻に列車を対応させる |
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最適な路線 | 各地に直に乗り入れを行う必要のある路線 |
路線本数 | 複線 |
中心的な路線は多くの方面に向かう列車が乗り入れを行っています。
路線ごとの設定だと、わざわざ乗り換えをする必要があり、ちょっと厄介ですよね。
僕の経験からするとA21Cの世界でも乗り入れは少なからず街の発展に影響しているようです。
![]() 乗り入れする路線の駅設定 |
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ここで乗り入れのポイントを解説します。
パターンの時刻に列車を対応させるというタイトルで書きましたが、乗り入れする路線のほうが列車密度が高いので乗り入れする路線を優先して考えていきます。
すなわち、一旦乗り入れする路線のダイヤを作って、どの列車を何線からの乗り入れにするかを決め、そこから逆算して始発駅までの時刻を求めます。
今回は例として、草津線貴生川駅〜草津駅間(複線とする)を琵琶湖線に乗り入れする仮想のダイヤを作ってみます。 まず、乗り入れするダイヤの駅の設定の方法ですが、乗り入れする路線が2つの路線に枝分かれするタイプだと1つのファイルで表現することが出来ます。
OuDiaを使った基本的なダイヤ設定方法はこちらをご覧ください。
右図のように貴生川〜草津間の駅を書いて、草津駅を「下り着時刻」表示にして境界線を書くことで可能になります。
Step1 乗り入れする路線のダイヤを作る
まずは乗り入れする路線、草津〜大津間のダイヤを作っていきましょう。
3時間パターンに草津線普通の乗り入れを1本、快速の乗り入れを1本、琵琶湖線普通の乗り入れを2本、新快速の乗り入れを1本で考えていきます。
すなわち、ここの区間は3時間に普通列車が3本、快速列車が2本来ることになりますね。
完成したダイヤがこちらのダイヤになります
![]() 乗り入れする路線のダイヤを作る |
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Step2 どの列車をどこに乗り入れさせるか考える
次にどの列車をどこに乗り入れさせるか考えていきます。この場合、バックアップをとる要領で新しいダイヤを作ってそこにパターンのみ貼りつけてから始めた方が良いとおもいます。
まずは適当に決めておき、ダイヤ上の矛盾が起きたらパターンまで戻って修正するという方法が良いでしょう。
この時注意したいのは、枝分かれした後の路線の運行本数は一気に減りますので、列車が極端にある時刻に集まらないようにすることが大切です。
完成したダイヤがこちらです。
![]() どの列車をどこに乗り入れさせるか考える |
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このダイヤのOuDiaデータをアップしておきますので、こちらもご参考いただけると嬉しいです。
ダウンロードは こちら
はじめのほうはワケが分からず、頭が混んがらがってしまうかもしれません。
乗り入れの列車をパターンに1本から始めてダイヤを作る練習をしていき、慣れてきたら本数を増やしてみるという方法が一番です。
乗り入れのダイヤは作るだけでかなり完成度が上がりますので、この機会に是非習得してみてはいかがでしょうか?