Google
Web検索 UXM内検索

Urban eXpress Museum - Top - A21C - 街制作ガイド - ダイヤグラム解説 - No.4

トップページ

注意事項

自己紹介

特集記事

鉄道写真コーナー

デジタルフィルターコーナー

フリー写真コーナー

A21C自作街コーナー

A9自作街コーナー

UXM-BBS

ネットラジオ「Rail.io-eXpress」

ブログ「WEBLOG-eXpress」

メールフォーム

リンク集







ダイヤデータNo.4単線2本を擬似的に複線にする
最適な路線

始点・終点を都市にして、中央を広い穀倉地帯にした路線

路線本数

単線



のどかな田園風景を通る路線はやっぱり単線が一番映えますよね。ですが、単線にすると輸送量が一気に落ちてしまいます。
今回提案するダイヤグラムは、「穀倉地帯らしく単線にしたいけれど、両端を結ぶ優等列車の本数は減らしたくない」という路線にピッタリです。

どういうふうにするかというと、単線の路線2本に優等列車を上下別に走らせることで、優等列車から見ると擬似的に複線がつづいているようなダイヤにするということです。
・・・と言ってもよくわからないと思うので、下の図をご覧ください。


稲塚市の一部分。天伯線と北石星線、南石星線のマップ

この図は近日公開予定の稲塚市のマップの一部です。赤い路線複線の天伯線、緑色の路線単線の北石星線、青い路線単線の南石星線となっています。
もちろん、天伯線が都市部の路線で、北石星線南石星線が穀倉地帯の路線となっており、その合流地点である石井駅は高い輸送力を必要とする住宅駅となっています。
快速や特急などの優等列車は天伯〜石井間を走るのですが、天伯を始発として石井へと向かう列車は南石星線を経由して、逆に石井から天伯へと向かう列車は北石星線を経由する仕組みになっています。

これにより、上下の接続を極力減らし、優等列車の本数を減らすことなく単線の良さを出すことが出来ます。

田園風景が広がる園郷市でも同様の仕組みを持つダイヤグラムが使われています。

ということで、このダイヤを作るときに必要な路線の条件を挙げていきましょう。


この条件を満たせば、今回のダイヤを作ることが可能になります。
現実ではなかなかありませんが、A21Cの世界だと駅をどんどん作り直せるので、うまく利用して駅間を調節してやりましょう。


OuDiaを使った基本的なダイヤ設定方法はこちらをご覧ください。




Step1 直通する列車のダイヤ設定


路線の駅設定

まずは直通する列車のダイヤを設定していきましょう。単線区間は優等列車が上りのみの一方通行であっても、普通列車は上下ちゃんとあります。
同じ方向に走っている車ならぶつかる危険性はあまりありませんが、もちろん逆走をするとぶつかる危険性が高くなります。
なので、優等列車と逆向きに運行する普通列車には注意が必要です。したがって、優等列車が運行する本数も余裕をもっておきましょう。
基本的に、最大の駅間の所要時間×2の運行間隔が限界だと思います。普通列車がある駅間を45分で結ぶのであれば、優等列車の運行間隔は1時間半にしましょう。

今回は特急、新快速、快速を1時間〜1時間15分間隔で運行しています。

完成したダイヤがこちらのダイヤになります。

まずは優等列車の設定

ご覧のとおり、下り列車は南石星線、上り列車は北石星線しか通らないように設定できました。
こう考えると上下でルートがわかれた複線のようですね。


Step2 単線区間の普通列車のダイヤを完成させる


次に単線区間の普通列車のダイヤを決めます。この場合、バックアップをとる要領で新しいダイヤを作ってそこにパターンのみ貼りつけてから始めた方が良いとおもいます。
単線区間の普通列車については先述したとおり、優等列車と同じ方向への運行は非常に楽ですが、優等列車と逆方向の運行はかなりしんどいです。
どこでどの列車と上下の接続を行う必要があるか、しっかりと考えてダイヤの設定をしましょう。


完成したダイヤがこちらです。一部駅とは違うところで上下がクロスしていますが、駅の退避線を長くすることで十分対処できます。

次に単線区間の普通列車のダイヤ設定



Step3 複線区間の普通列車のダイヤを完成させる


最後に複線区間の普通列車のダイヤを完成させて終了です。
もともと単線区間向けに優等列車の運行間隔にかなり余裕をもたせているので、複線区間の普通列車のダイヤ設定はそんなに苦ではないと思います。
完成したダイヤがこちらになります。

最後に複線区間の普通列車のダイヤを設定して完成!


ちなみに、南石星線北石星線のターミナル駅である星咲駅と石井駅の線形はどうなっているかというと・・・。


星咲駅


石井駅

星崎駅では、天伯線の上下線を分けるような線形、石井駅では両方の路線を合流させて複線の折り返し設備を用意しています。
このように複線の上下が別々のルートを通るようなイメージで線路を敷いていけばOKです。


このダイヤのOuDiaデータをアップしておきますので、こちらもご参考いただけると嬉しいです。

ダウンロードは こちら



輸送力が低い単線にはピッタリのアイデアだと思いますので、皆さんも是非試してみては?

前へ  街制作ガイド トップへ