3000形
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南新宿を通過する3000形(撮影場所:小田原線南新宿駅 撮影日:2010年9月3日)
営業最高速度 | 100 km/h |
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設計最高速度 | 120 km/h |
起動加速度 | 3.3 km/h/s |
2006年度まで約5年間を通して8次車まで製造されており、多くのマイナーチェンジが施されている。
車幅を一般通勤電車と同じサイズに改め、前照灯、尾灯を車両上部の両端に取り付けたことで、従来の形式と大きく異なったデザインとなっている。
また、地下鉄千代田線への乗り入れは当初から考慮されていないため、貫通扉がない平型の前面となっている。
登場当初は運転窓下部の水色のラインが太かったが、2004年度から製造された3次車以降では細いラインに改められ、それに伴いすでに配置されていた1・2次車も改められている。
2000形で本格的に採用された幅1.6mのワイドドア車両は1次車のみに採用され、2次車以降は一般的な1.3mに戻されている。
行先案内表示器については7次車からフルカラーLEDによるものに変更、車内案内表示器は4次車から液晶ディスプレイによるものに変更されるなど、その時代のトレンドを臨機応変に取り入れ製造されている。
3000形同士のすれ違い(撮影場所:小田原線新宿〜南新宿間 撮影日:2010年9月3日)
管理人の編集後記
2000年代は発光デバイスの革新的な技術進歩に伴い、様々な技術を取り入れたものが安価で手に入れられる時代になりつつある時でした。
この車両はまさにその時期に製造され、その時代の背景をまさに物語っているような気がします。
ところどころに見られる「新しさ」は、まさにその時期に見合ったトレンドを纏った3000形の個性と言えると思います。